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令和七年「四万八千日 万燈会」のご案内

盛夏を迎えて厳しい暑さが続く中、皆様におかれましては日頃より吉祥院・千手観音堂の法要行事にご厚情を賜り、心より御礼申し上げます。

当院では毎年夏の恒例行事「四万八千日 万燈会」を8月10日(日)午後6時より執り行います。

この法要は、古くより「この日にお参りすれば四万八千日分のご利益がある」とされる特別な日であり、昔から多くの方々が先祖供養や諸願成就を祈りに訪れる、吉祥院の中でも荘厳な行事のひとつであります。

またこの日は、奥之院に安置されている秘仏・千手観世音菩薩が特別に御開帳され、千手観音のお姿を間近に拝することができます。

日常の喧噪を離れ、静けさの中で心をととのえ、祈りと向き合うひとときをぜひお過ごしください。

当日は、参拝者それぞれの願いが込められた灯明が参道に並び、池には先祖に思いを寄せた灯篭が浮かび上がります。

このような幻想的な光景の中で、心静かに手を合わせる夏の祈りの一夜をどうぞお過ごしください。
皆様のご参拝を、心よりお待ち申し上げております。

■ 日時
令和7年8月10日(日)午後6時より(※灯明・灯籠の点灯は午後6時半頃より開始)

■ 会場

守國山 吉祥院(山形市千手堂)

■ お申込みについて

ご供養・ご祈願・灯明・灯篭をご希望の方は、以下の申込用紙をご利用ください。
詳細は吉祥院までお問い合わせください。

地域の歴史と信仰のつながりを学ぶ

出羽小学校5年生の生徒の皆さんが、総合学習の一環として吉祥院に訪問されました。
この日は初夏の陽ざしが心地よく、境内の緑もいっそう鮮やかに映える中、子どもたちの元気な声がお堂内に響き渡りました。

吉祥院がある千手堂の地名は、当院の本尊である千手観音に由来するもので、地域の信仰とともに長い歴史を刻んできた場所です。その名残は今もなお地名に残り、寺と地域がともに歩んできたことを静かに物語っています。

本堂では、当院の由緒や地域に伝わる信仰文化についてご紹介しました。天井画や奉納物、古い写真などにも関心を寄せ、子どもたちは熱心にメモを取りながら見学してくれました。
普段の授業では触れる機会の少ない、地域に根差した寺院の歴史に触れ、生徒の皆さんの中に小さな発見が生まれていたようです。

また、千手観音をおまつりする本堂の佇まいや、訪れた人々によって積み重ねられてきた祈りの風景にも、何か感じ取っていただけたのではないかと思います。こうした場が、時代を越えて人と人とをつなぎ、地域の記憶を受け継ぐ役割を果たしていることを、少しでも感じてもらえたなら嬉しい限りです。

これからも、守國山吉祥院は宗教を通して地域と人々をつなぐ場として、皆さまをお迎えしてまいります。
出羽小学校の生徒の皆さん、引率の先生方、このたびはご来山いただき誠にありがとうございました。

桜満開の縁日法要

春らしい柔らかな日差しのもと、千手観音縁日のご祈祷を参加者の皆さんと一緒に行いました。この日はちょうど本堂の桜も満開を迎え、桜の木々が境内を優しく彩っていました。

ご祈祷の後には、義経桜の木のそばに椅子を並べ、参加者の皆さんと一緒にお団子をいただきながら、お花見のひとときを過ごしました。春のやさしい風が吹き、時折、桜の花びらがふわりと舞い落ちる中、笑顔と笑い声が絶えない和やかな時間をともに過ごせたことをありがたく、そして嬉しく感じています。

今年もまた、桜の木の下でこうした素敵なひとときを皆さんと共有できたことに、心より感謝いたします。

毎月十七日の千手観音の縁日では、参加者の方々と一緒にご祈祷やちょっとしたお茶会を行なっています。ご興味のある方はいつでもお気軽にお越し下さい。

令和7年新年大護摩祈祷のご案内

師走の候、皆様には日頃より吉祥院・千手観音法要行事に御厚情頂き有難う御座います。
山形千手観音堂新年恒例の「新年大護摩祈祷」の法要と「お札・お守り」の授与を、正月三が日に厳修致します。

[新年大護摩祈祷法要]
堂内への人数制限を設けた上で、例年通りの日程で実施致します。(入堂目安人数 二十六〜三十名程度)
当日の参拝者にはマスクの着用・消毒液設置箇所での手の消毒を推奨させて頂きます。

[お札・お守り授与]
適切な間隔をとった上で順番に並んで頂き、お札・お守りなどの授与を実施致します。
当日の授与者にはマスクの着用・授与前の消毒液設置箇所での手の消毒を推奨させて頂きます。

新年大護摩祈祷では、本年の皆様の諸願成就を心より祈願して参ります。
(ご祈祷・お札の申込みは下記の用紙を参照下さい)

令和6年正月三が日のお知らせ

師走の候、皆様には日頃より吉祥院・千手観音法要行事に御厚情頂き有難う御座います。
当院では毎年正月三が日に行っている「新年大護摩祈祷」の法要・[お札・お守り]の授与について、以下の対応をとりながら適切な形にて厳修致しますのでご理解・ご協力の方をどうぞ宜しくお願い致します。

[新年大護摩祈祷法要]
堂内への人数制限を設けた上で、例年通りの日程で実施致します。(入堂目安人数 二十六〜三十名程度)
当日発熱などの症状がある方の入堂はご遠慮頂きます。
当日の参拝者はマスクの着用・消毒液設置箇所での手の消毒を推奨させて頂きます。

[お札・お守りなどの授与]
一方通行で適切な間隔をとった上で順番に並んで頂き、従来通り実施致します。
当日の授与者はマスクの着用・授与前の消毒液設置箇所での手の消毒を推奨させて頂きます。

当院は奈良時代の天平九年出羽国にひどい疫病が流行蔓延し万民が苦しみに喘ぐとき、天皇が僧行基を遣わしてその悪病の消除と庶民の救済にあたらせた折に開山した寺院であります。
新年大護摩祈祷法要の際には、本年の皆様のご健勝とご多幸を心より祈願して参ります。
(ご祈祷・お札の申込みは下記の用紙を参照下さい)